10ヶ月の子供とサンライズ出雲乗車
子供と一緒にサンライズエクスプレス出雲(瀬戸)に乗車しました:2020.01.02
生後10ヶ月の子供とサンライズ出雲(瀬戸)に乗車しました。
今回は岡山から東京への道のり、およそ8時間半です。
そもそもが年末年始の新幹線競争に乗り遅れた事が今回乗車したきっかけです。
3人席の内、2つ席を占領だともう一名の方に気を使うので、
2人席(D,E席)を占領したかったのですが既にいっぱい、完全に予約に乗り遅れました。
生後10ヶ月の子連れで何とかなるのか、という問題がありましたが、
色々と杞憂に終わり、何だかんだ何とかなってしまいました。
列車の騒音、振動や揺れもそこまで気になるレベルではなく、逆に子供が泣いても響きませんでした。
車内の雰囲気はこんな感じ。
ミサワホームと共同開発と聞いただけに、シックでオシャレです。
チケット購入
そもそも年末年始のサンライズ出雲、瀬戸のチケットは取り合いです。。。
と、思っていましたが、乗車1ヶ月前から販売開始と聞いていたので、
一ヶ月前にみどりの窓口へ。
特に気合いを入れずに、朝10時(10時打ち)ではなく夜9時頃に行きました。
そしたら、一部屋だけ空いてますよ、と購入したのが今回乗車したシングルツインというお部屋。
本当は、サンライズツインという部屋を予約したかったのですが、
出雲、瀬戸合わせて8部屋しか無いらしいので、それは無理でした。
まぁ、シングルツインが取れただけで良しとしますか。
各お部屋:JRおでかけネットより。
https://www.jr-odekake.net/train/sunriseseto_izumo/
シングルツインの分かりやすい説明HP
http://iamreck.g2.xrea.com/ec285/setsubi_singletwin.html
シングルツインは、簡単に言えば二段ベッドのお部屋。各車両の出入口付近、2階建の上下階段前にあるお部屋です。
出入口付近なので、車輪の上に部屋がある感じ。もしかしたら、他の部屋よりも揺れやすく、騒音も強めなのかもしれません。
金額
そもそもが新幹線の方が安いです。
普通に新幹線の並び席が取れたら新幹線かと。
ただし、子供が電車好きだったり、移動も思い出作りの一つと考えたら夜行列車もアリです。
試算条件:大人2名と乳児1名
岡山駅から東京駅まで
新幹線 17,460円 ✖️ 2名 =34,920円
サンライズ出雲 43,040円
→運賃と特別料金計13,970円 ✖️2名 =27,940円、寝台料金(2人分) 15,100円
27,940円 + 15,100円 = 43,040円
※どちらも子供の料金は掛かりません。
部屋
はっきり言って狭いです。
それはもう狭い。高さがあるだけで、シングルの部屋と大きさは変わりません。
ここに大人二人と子供が来るから、さぁ大変。
今回は、子供の事を考えて、落ちても問題無いように下のベッドで寝かせました。
寝返りを物凄く多くするので、定期的に起きては子供のチェックをしました。
夫婦二人で、一人は2段ベッド上で仮眠し、もう一人は下で子供の監視といった感じでしょうか。
二段ベッド上部からの風景
ベッド幅が70センチ?しか無いので、子供が眠れることを第一にした過ごした方です。
子連れでは、初めから熟睡は出来ないと割り切った方が無難かもしれません。
実際の子供の反応は。
子供と一緒に乗る事は乗車前から、不安は多くありました。
・子供が興奮して眠れないのでは。
・泣き叫んで他の人に迷惑を掛けないか。
・危ない設備はないか。
・子供のオムツは変えられるか。
・荷物は収まるのか。
そもそも一歳未満の子供と乗るのは非常識では?
子供がまだ10ヶ月なので、夜行列車に興奮することはありませんでした。
そもそも乗り物に乗った、というよりも、いつもと違う環境に身を置いている、
という認識があったぐらいかと。
子供が泣くシーンは少なからずありました。ただ、泣き叫ぶというよりも、
寝付けなくて泣くという感じ。これは初めて祖父祖母の家に泊まった時と同じ感じだったので、
夜行列車だから、というよりも新しい環境だからだった模様。
危ない設備はありました。完璧に死角だったのが、窓際の小荷物スペース。
大人であれば気にして注意しますが、子どもには無理。ちょうど、子供が起き上がると頭がぶつかる位置にあるので、
できる限りぶつけないように布団を壁にして寝ました。
オムツ変えは電車のスピードが安定している時は、ベッド上でも変えられましたし、
近くの2号車のトイレは車椅子対応で広々としており、オムツ台もオムツゴミ箱もあり、無問題でした。
ってかオムツのゴミ箱があるって事は乳児が乗車することも考えているんでしょう。
荷物は、今回は抱っこ紐移動だったのでベビーカーは無くこちらの問題なし。
もしあれば少々苦労していたかもしれない。。。
スーツケースはこのようにベッド下に収まりました。
また、入り口上の分かりづらい箇所に収納スペースがあるので、小さいかばんは収納できます。
オムツやお尻拭き、飲み物など以外の必要ない物は乗ってすぐにぶち込んで良いかと。
冬場でしたが、車内は暖房が効いており寒さはあまり感じませんでした。
二人分の簡易布団とまくら、寝間着が置いてあります。
ただ、小型の加湿器は持ち込み、湿度は高めに設定しました。
ステップ台一段目の奥に、コンセントがあり、
その下に暖房の吹出し口があるので、丁度よく暖房に加湿を乗せられます。
なお、コンセントはコンセント電源スイッチがコンセント横にあるので、オンにする必要があり、
注意が必要です。
シャワー室やラウンジはありますが今回使用する事はありませんでした。
なお、シャワー券は岡山駅で既に売り切れでしたので、
必要な方は始発駅で乗車後、早々に購入すべきかと思われます。
確か水量の関係で、瀬戸、出雲各8名分とかしか売っていなかった様な。
実際に、子連れで、サンライズ出雲、瀬戸を使う方は、サンライズツイン、
もしくはシングルデラックスを確保できれば更に快適になるでしょう。
※シングルデラックスは更にもう1名分の寝台料金は掛かります。
少し大きくうるさくしない子は、ノビノビ座席でも良いかもしれません。
そもそも2歳3歳の子は同じ車両でも数名乗っていました。
あまり自我がまだ芽生えていない1歳前は親の準備次第と言えるのではないでしょうか。
新幹線だと子供が騒いで他の乗客に多大な迷惑をかける可能性がある、
寝かせて目的地に着きたい人は、夜行列車という選択はアリかもしれません。
今後、小さいお子さんを連れてサンライズ出雲(瀬戸)に乗る人がいれば
参考にして貰えれば幸いです。