雪の大谷:GW最終日2018.05.06
GW最終日に雪の大谷へ行ってきました。2018.05.06
昔から一度は行ってみたいと考えていた雪の大谷へ遂に行くことが出来ました。
事前に調べていた情報では、
GW中は切符を買うだけで1時間待ちはザラにある、
雪の壁を見に行ったのか、人の波を見に行ったのか分からない、など散々な事が書いてありました。
それならと、GW最終日に行けば空いているのでは?と考え、狙いを定めました。
黒部アルペンルートのホームページを見ても、GWでもっとも混む日は切符の事前予約すら出来ず、
当日は臨時便が出るものの、地獄絵図になる事が想定されました。
今回は、事前に切符を予約し、当日7時30分の始発に乗車する計画としました。
なお、5月1日?に切符予約をしましたが、その時点ではまだ売り切れておりませんでした。
当日、上田市中心部にある、ホテルを4時過ぎに出発。
高速道路では山を避けた道で遠回りになると考え、一般道で向かいました。
70キロ程度を2時間強掛けて到着。
到着した際には少し疲れていたので、普通に高速で行くべきでした。
扇沢駅の無料駐車場に駐車。始発1時間前時点で、駐車場は半分程度埋まっておりました。
泊まりの方などの車もあったはず。
着いてびっくり、スキーヤーやボーダーが準備をしていました。
どうやら、山頂の方まで上がってから春スキーを楽しむ様です。
そこまでして滑りたいとは!!
始発30分前に切符売り場へ。
さすがに人が少なく、逆に予約切符の窓口の方が混んでいました。
何だかんだで、団体客が続々と到着します。外人さん多い!
GW後半戦の中日には、-5℃で雪も降った室堂ですが、この日は晴天。
寒く無い様に準備したせいか、逆に暑いぐらいです。
切符を買って搭乗口に行くと、それなりに人が待っています。
とはいえ、バスに乗り切らないレベルではなく、ほとんどの方が座れた模様です。
バスは電気で走っており、今年で引退する模様。
まぁ、あのトンネル内を終始排気ガス排出していたら少ししんどいですよね。
約16分の乗車中に、工事中大変苦労したという水脈がライトアップされています。
施工は熊谷組。森のクマさんか、土木のクマさんと呼ばれてた会社だったか。
ただ、どちらかというと、工事の苦労よりも、
あの狭いトンネルを運転する技術に僕は感動しましたが。
そんなこんなであっという間に到着。
室堂までで一番長い乗り物ですが、一瞬です。
黒部ダムに着くとダムを一望できる展望台などがありますが、
今回は人ごみを避けるため、展望台はパスし、次のケーブルカーまでゆっくり歩きです。
標高が上がったからか、気温は下がっていました。気温は9℃。
ケーブルカー前に到着。歩いて10分強か。
ここでも始発に乗ります。定員が限られているので、さすがに座れませんでした。
景色が一切見れないので、前か後ろのレールでも眺めていましょう。
5分程度で到着なので。
続いてロープウェイです。
ロープウェイでは、第一陣に乗車出来ないよ、とアナウンスがあったので、
展望台に登り景色を見ました。
遠くに先ほどいた黒部ダムが見え、周りは綺麗な雪景色です。
改めて、こんな所に駅を作ろうと思った方を尊敬?、
いやよく作ろうと考えたな、と思いました。普通考えないでしょー
ロープウェイも人が多く、そもそも座れる席は限られているし、
景色が見れないしで、窓近くで風景を見る事に。
冷めてる言い方ですが、先ほど見た風景なので、何もせずぼーっとします。
なお、このロープウェイでは、万が一の事を考え、
横付けした非常用ゴンドラに避難する設計がなされているとのこと。
いやいや、めっさ怖そうですやん!
ロープウェイも5分強で到着。
続いて最後の乗り物のトロリーバス。
ロープウェイが到着した後、すぐ出るとのことで急いで乗車。
このトロリーバスは本日の始発という事で、
ここで先ほどのロープウェイの始発組と合流です。
ほぼ100%の方が座っての移動です。
乗車時間も苦ではなく、10分の乗車なのであっという間に到着。
4つの乗り物を乗り継いでやっとの室堂へ到着です。
各乗り物自体は、乗車時間も短く辛くないです、
が、これを毎回毎回乗車する度に待つのは物凄い体力を使いそうです。
始発組で室堂に到着しましたので、真っ先に雪の大谷へ!
駅から外に出ると一面の雪山でした!
雪の大谷はどこや?、とそれっぽい方面に行くと何故か人だかりが。
どうやら、雪の大谷へはまだ入れない模様。
警備員が通せんぼ状態。
とりあえず待ちます。だけど、何もアナウンスなし。
何に待っているのか、何時に開くのか全くアナウンスがありません。
痺れを切らした方が、警備員に確認するも正確な回答なし。
ただ、9時30分には開きそう、との事。
って、まだ40分もありますやん。。。
せっかくここまで来たので待ちます。
目の前には雪の大谷があるってのに、何をしているんだか?とか考えながら待ちます。
そんなこんなしていたら、急に開通しました。
え?え?一体何だったんだ?何の説明もなし。
と、思いながらそそくさと、雪の大谷へまっしぐら!
進むにつれて道路脇の雪の壁は高くなります。
どうやら当日の雪の高さは15メートルとの事。
今期の最初は17メートルもあり、今までで一番高かったのは、
福井県庁のお堀が雪で埋まったS56豪雪の時の21メートルなそうな。
おー、と思いながら進みますが、何でだろう、激しい感動がない。
凄いんだけど、凄すぎる!!!とも思えない。
外国の観光客横目に淡々と写真を撮り、雪の壁を見上げる。
うーん、昨日の気球の方が感動したなぁ。。
一番先っぽにたどり着いて、あらびっくり。
GW中に解放しているという、雪の大谷の雪上散歩コースが閉鎖されている模様。
しかも、それを他の観光客に教えてもらった。
もしかしたら、先ほどの通行止めは、雪上の状況を確認していたのかな?
それすらも審議は不明ですが。
釈然としないままに、室堂までUターン。
って言ってもまだ来たばっかりですぐに帰るのは癪だし。
どうしよう、と思ってたら室堂駅の反対側に行けるのを発見!
どうせやる事もないし、とりあえず行くだけ、行ってみることに。
で、これが正解だったかも。
駅裏は、一面雪の世界。
サングラスを忘れた自分としては、非常に目が辛い。
皆さん必ず持っていきましょう。
雪の上は歩けますが、整備されていない箇所がほとんど。
ここで、普通のスニーカーではキツイかも。
特にやることがなかったので、日本最高地点にある?
温泉へ向かってみることに。
全てが雪の上なのでなんだかワクワクします。
歩いて10分強で到着。
どうやらお手洗いもお借りできるようですね。
みくりが池温泉では、800円/一人で
温泉を楽しめる様です。
ホテル目の前では源泉口?、地獄があり、
ガスの注意情報が書いてある感じ。
反対側を見ると、本来であれば湖が広がっているはずが、
そこは雪の大谷、雪しか見えません。
どうせなら一周しようと、散策ルートを巡ります。
さすがにここまで人が来ることは余りなく、
すれ違う人数も限られてきました。
と、散策していた所、何かの鳴き声が。
結構ごつい声で鳴いている、何か。
正直、可愛くない鳴き声。
何だ、何だ、と音が出る方を見てみると、
何かの鳥が先の方にいました。
まさか、雷鳥か!!!
とか思いながら、さすがにそれはないだろうと考えていたら、
まさかの雷鳥でした!!やばい!すげえ!
正直雪の大谷より断然感動しました!
遠目からすこしずつ近づいていった所、
雷鳥はまったく逃げず。
最終的には2メーターの近さへ。もはや記念写真撮りまくり。
後ほど気になったのでネットで検索した所、
どうやら先ほどの雷鳥はオスで、見つけた場所は雷鳥の保護区画でした。
雷鳥自身、人を敵と認識はしていない模様とのこと。
うん、だからあんなに近づいたのに何も反応が無かったんだ。
数分のひと時を楽しんだ後に、ずっと近くにいるのも
可愛そうなのでこの辺で退散する事に、雷鳥さんありがとう!
その後は、室堂の駅までさっくりと歩きました。
散策ルートはおよそ30分弱で歩ける模様です。
是非、雪の大谷に来たら、こちらも来た方が良いですね。
結構満喫したので、帰宅する事に。
この時点で、朝よりかは人は多かったですが、
それでも激しい混雑ではありませんでした。
帰りのトロリーバス
もちろん座れました。座れてない方はほぼいない状況
大観峰に到着。
ここで、昼飯を食べます。
事前のネット情報では、ここのそばが美味しいとの情報あり。
一口、食べてびっくり。至って普通のそばでした(笑)
ついでに、富山名物、ます寿司のおにぎりも食べておきます。
美味しいんだけど、少し乾燥気味。
続いてロープウェイへ。
ここでも混雑はほぼ見られませんでした。
行きのロープウェイよりも乗車人数は少なく、
窓際は容易く確保できました。続いて、ケーブルカーへ。
他の乗り物よりかは混んでいる状況。それでも順調です。
黒部湖に到着しました。
道中では突っ走って次のカーブルカーに乗り込んだので、
ここいらで観光をする事に。
っていっても展望台から黒部ダムを見るだけなのですが笑
っと、展望台を登るその前に、
ダムカードを手に入れるべく、観光案内所の方に聞きました。
貰うには、切符を見せる必要があります。
無事にダムカードをゲット。
たぶんここにはもう来れないと思うので、
趣味でもないけどダムカードをゲットです!
展望台に登ります。
朝から半日乗り物に乗ったり、歩いたりしているのでこの辺でガタがきています。
とにかくしんどい、この階段。
ヒーヒー言いながら登っていくと、それはもう絶景が。
よくこんな物を昔の方は作ったもんだ、と素直に感心するレベルです。
出来たら放水シーンが見たかったのですが、
それは6月中旬?からしか放水はやらない模様。
うーん、残念。
見れる物は全て見た、とこれにて帰宅です。
っと、最後にミスが!
どうやら駅に着く1,2分前にバスが出てしまった様だ。。
最後の乗り物だから良いけど、ここで30分待ちは少ししんどい。
乗り場前でバス待ちです。
次の乗り物時間を毎回確認はした方が良いですね。
やっとこさ扇沢に着いたのが14時過ぎ。
正直かなり疲れました、が、人が少なかったのでまだ良かったのかもしれません。
人生の中で一度は行きたい、雪の大谷。
疲れたけど見れて良かったです。
また行きたいな!とは思わないけどね笑